roe-247 家族皆が巣立った実家で、母と過ごす近親相姦の日々―。 平岡里枝子

お母さん

3人兄弟の次男で生まれてきた健二。母親・里枝子からすると大人しく引っ込み思案という印象だったのだが…。ある年の春、兄は就職して1人暮らし、弟は寮制の学校に入学。父親は単身赴任と慌ただしく生活が変化して健二と里枝子の2人暮らしが始まった。賑やかな家が静かになり里枝子は喪失感を感じていて…。そんな母の様子に健二は、兄弟ばかりを気にする悔しさと虚しさを感じ、母親の愛情をその一身に受けようとして…。

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